タクシー運転手の実際の給料の手取りは少ない?40万円にならない理由

タクシー運転手の実際の給料の手取りは少ない?40万円にならない理由

では、前回「タクシー運転手の給与・待遇について【成果報酬制度の計算】」に引き続いてタクシー運転手をやった場合あの給与や待遇面について書いて行きたいと思います。

 

総額40万円を阻むもの

前回で夜だけの営業を行えば40万円くらいの総額が可能と書きました。

 

ところが、実際は夜だけの営業のシフトを会社は認めてくれません。

 

シフトとはその運転手が1か月間の間に勤務する時間帯を指定されているものなのですが、夜ばかりのシフトにされるものは在籍10年前後のベテラン社員だけです。

 

私のような入社1年目や入社して10年未満の者は間違いなく昼と夜の混同のシフトとされます。

 

これは夜の時間帯に事故が圧倒的に多いという事例に基づいた処置です。

 

確かに夜の方が視界は悪く危険を感知する時間が昼よりも遅れてしまうのは否めません。事故も夜の方が圧倒的に起きます。入社して間もない人間を危険の多い夜の営業ばかりにする、という訳にはさすがにいかないという背景があるのは致し方ありません。

 

よって昼夜兼用のシフトとなるわけですが、この場合の給与は昼と夜のどちらが多いかによって月の売り上げが変わります。

 

まあ、半々の場合だったと仮定して22日の労働で11日ずつのシフト。昼に売り上げが22万円で夜が33万円。合計55万円。差し引かれる分を計算すると総額で33万円くらい。手取りが26万円程、という計算になりそうです。

 

手取りで約26万円前後…。だいぶ世間並の額になってしまいましたね。

 

この金額が高いのか安いのか。それぞれの思惑にもよると思います。恐らくどこのタクシー会社に入ってもそう大きな差はないと思いますよ。

 

おおよそ、これがタクシー業界における相場でしょう。

 

労働する環境面の事を考えると

あと、給与以外の面を見てみましょう。いわゆるボーナスですが、私が在籍していた会社にはボーナスはなし。

 

よって純粋な収入は毎月の給与のみでした。これが長く働き続ける気持ちにブレーキをかける大きな原因になってしまいました。

 

だって考えてみてください。タクシーの業務。神経すり減らしますよ。

 

毎回、違うお客様をお乗せする事に際しての心の負担。これが同一人物ばかえりなら、その人の性格もある程度把握できてきますから運転に全神経を注げるのです。

 

行き先も大体、固定されてきますからね。その人の乗車モラルも掴めますからこちらは先手を打って臨める訳です。

 

しかしタクシーの場合はお乗りになられるお客様、全てが別の人です。当然、行き先も違えばお客さんの個性も違ってきます。

 

最も困るのが気を色々なクレームをつけてくるお客様です。そしてその挙句に料金を値切ろうとする。いやはや、神経がすり減りストレスが溜まってくるのも無理はありません。

 

それなのに稼ぎは運行して得た売り上げの部分のみ。だから多くのタクシー運転手たちは少しでも稼ごうと思って無理なシフトにしてしまいます。

 

通常の月間勤務日数22日をオーバーする人は珍しくはありません。いくら慣れたベテランドライバーでも無理をした勤務を続ければ自然と疲労は蓄積されます。クタクタになって得る月収がようやく30万円くらい。これがずっと続く訳です。この条件を良しとするか悪いとするかは、あなた次第なのですが…。

 

さいごに

如何だったでしょうか?タクシー運転手の給与・待遇面について私の知りうる範囲内で紹介致しました。もし、この条件よりもっといい環境で働いていらっしゃる方がおありでしたらご容赦ください。

 

昨今(2017年度)は初乗り運賃も上昇し私がやっていた頃の500円という事はないでしょうからあの時よりも給与水準は上がっているだろうと思います。

 

ただ、賞与を含んだ待遇面はどうでしょうか?退職金を完備しているところってどうなんでしょうか?

 

概略的だったですが、おおよそのタクシー運転手の給与体系について書かせてもらいました。タクシーという職業を選択する際の一つの物差しにして頂けましたら幸いです。

 

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