タクシー運転手の給与・待遇について【成果報酬制度の計算】

タクシー運転手の給料・待遇の実態について【成果報酬制度の計算】

では、皆さんにとって最も気になるタクシー運転手の給料・待遇について紹介したいと思います。

 

完全なる成果報酬型給与

タクシー運転手への給与体系は完全固定給ではありません。完全なる成果報酬による給与体系となっています。

 

よって受け取る額も毎月変動します。その月の売り上げが給与に大きく反映されるシステムという事になるのです。

 

では、一体いくら売り上げたらいくらぐらいの給与となるのか。ちょっと具体的に見ていきましょう。

 

給与計算の概要

私が所属していたタクシー会社も他のタクシー会社も、給与計算におけるシステムはそう大きな違いはなかったと思います。

 

つまり

 

基本給+成果給=給与

 

といういとも簡単な計算式です。

 

基本給はハッキリ言って低いですよ。確か10万円前後だったのでないでしょうか?基本給だけの支給ではとても生活できません。

 

「成果給」の部分を取らないとまともな給与にならないのです。

 

その成果給の中身を見てみると…。

 

売り上げの額×会社が設定した割合=給与

 

という事になります。

 

売上は理解できますよね。毎日、業務においてお客様をお乗せして運行した距離と時間数によってタクシーメーターがはじき出す金額の事です。

 

これには初乗り運賃の高い、低いも大きく作用してきます。

 

初乗り運賃が600円ならば550円の初乗り運賃よりも50円分、高い売り上げを確保できますよね。

 

単純に計算すれば同じ距離を走っても3万円の売り上げと2万5千円の売り上げ、という感じで差がつきます。これが1か月でみると結構、大きな差がつきます。

 

1か月の売り上げ70万円と60万円。そこに経費や諸々の諸費用を差し引いた分を計算します。

 

仮に40%分、差し引かれるとすると70万円の売り上げの人は42万円。60万円の売り上げの人は36万円という結果になります。

 

これが給与の総額です。どうでしょうか?いとも簡単な計算式でしょう?

 

売り上げは昼と夜では大違い

次に売り上げについてですが、タクシーを利用されるお客様の分類上、どうしても夜の方が売り上げが上がってしまいます。

 

これはタクシーを利用する人の職業や身分の違いが大きくものをいってきます。

 

昼間の間は主婦層やお年寄り層が中心になります。病院への往復の足として。自らの職場への出勤用として。その他諸々ですが、どれも当てはまるのは比較的、距離の近い場所への移動が多い、という事です。

 

当時の私が勤務していたタクシー会社の初乗り運賃が500円。昼間の勤務での乗車回数が20回前後というところですね。

 

売り上げにすると2万円に届くか届かないか、といったラインです。昼間だけの勤務ならば1か月で売り上げがよくても40万円を超す程度。

 

手取り額でみたら27万円前後というところでしょうか?でも、実際は引かれる部分がもっとありましたので25万円もなかったですね。

 

一方、夜の方ですが夜間に業務を行えば平均して3万円ほどの売り上げを作れます。

 

これは夜は接待などで帰りの電車がなくなる関係上、タクシーを帰宅の足に使うということがいえるからです。そして夜の特徴は運行距離が長くなることと、夜間割り増し運賃になるからです。これらの条件があるから夜間のみの業務を行えば売上を70万円くらいまで作る事も可能です。

 

よって総額で、40万円くらいはある、という事になります。

 

これくらいもらえたらタクシーの仕事って悪くないな、と思えるでしょう。

 

が、しかしです。

 

さいごに

この続きについては2回目で書いて行きますが、世の中そう甘くはありません。だから、タクシー業界がもう一つ、開かれた業界にならない要因になっている気もします。

 

次回は何故、思い通りにいかない事態が多いのか、そのあたりも含めて書いて行きたいと思います。

 

タクシー運転手の実際の給料の手取りは少ない?40万円にならない理由

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